夢分析サポート
新月コース K様
この事例は鑑定ではなく、マンツーマンの夢分析講座のようなものです。
だいたいの原文を掲載させて頂いておりますが、
性質上すべてを掲載するとこのように長くなります。
サポート内容は人によって細かく変化しますので、一例としてご覧ください。
分析をする夢
自分が一度、間借りした家は、
交通の便がとても不便だと思っていた。
駅や基幹道路に出るバスが
ないものだと思っていた。
どうやら、あったらしい。
駅から出ているようなバス路線が
まさかあるとは思わなかった。
かつて自分が借り住まいしていた家は
半島の入り口にあったのだが、
この半島を網羅するバス路線があったようなのだ。
1日に走る頻度はさておき、
そういう路線があるなら、
自分の生活の足にも使えたろう。
・・・
特段、それに気がつかないまま、
今は別途に新たに居を構え、生活に不便はない。
とはいえ、かつて自分が済んだ地域に、
いかなる交通の便があったのかに、
改めて興味がわいた。
かつて自分が住まった家の近所に、確かにバス停があった。
そこからバスに乗り込んでみた。
・・・
バスが走る半島は、円形をしていた。
バス路線は、蚊取り線香のように
渦を巻いて走る。
停留所ごとにシスター(修道女)を
ピックアップし、半島の中心を目指します。
(シスターの家が停留所付近に集中していたようです)
中心には教会があった。
バスから降りたシスターが集い、ミサを行った。
・・・
ミサを終えた人たちは、
終えた途端にヒャッハーと調子づき、
海賊が船に乗るように、
バスに乗って冒険を始めます。
(これは男性ばかりです)
バスの運転手も、乗った人たちも
冒険者になって蚊取り線香を逆巻きに進む。
たいへん面白い事に、
バスの運転手も乗客も、
そのバスのスタッフになる。
バスに備えつけの端末で、
自分たちや他のバスの乗員の能力は
早い者勝ちでいじりたい放題。
ただの男たちが、
まず様々な能力者になり、
次に能力を他人に
シャッフルされたりいじられたりで
バスが基幹道路に入るころには
すっかりカオスな状態に。
誰かが全体的なリセットをかけて、
みんな無能力の冒険者になって、
基幹道路に入っていく、
というところで目が覚めました。
最初のステップ説明
それでは、順番に分析のサポートをさせていただきますね。
宜しくお願いいたします。
まず、最初ですので、夢分析の最初のステップを簡単に明記させて頂きます。
慣れてきたり、こっちの方がやりやすい!という
自分なりの方法が見つかるかもしれませんが、
まずはゆっくりリラックスして、取り組んでみてくださいね。
----------------
1.夢を文章化する
(これは完了ですね)
----------------
↓
----------------
2.夢の最初の部分から分析を始めます。
一文ずつ、ゆっくり開始していきます。
最初は下記の文章の部分から始めましょう。
|自分が一度、間借りした家は、
|交通の便がとても不便だと思っていた。
----------------
↓
----------------
3.文章の中で「物や地名、人物」に当たる
【名詞】と言える部分の置き換え作業をします。
この置き換えは、ご自身の印象や思い出等を当てはめます。
まずはたくさん書き出して、連想ゲームのように楽しんでください。
例)【交通】という単語から連想するもの↓
移動のしやすさ、整備、外の世界への繋がり等、
連想ゲームのようにいろいろ書き出します。
----------------
とりあえず1回目はここまでの予定なのですが、
1日開けてしまいますので、
もしお時間がありましたら、
次ステップの作業をやってみてくださいね。
----------------
4.書き出した意味で一番しっくり来るものを、
文章に入れ込んで再構築をします。
例)【交通=外の世界の繋がり】とした場合の文章の変化、
自分が一度、間借りした家は、
【外の世界の繋がり】の便がとても不便だと思っていた。
変換後に文章として違和感が出てくるようでしたら、
自然になるよう修正しても大丈夫です。
この作業を、名詞単語毎にだいたい行っていきます。
----------------
分からない事がございましたら、お気軽にご相談くださいませ!
それでは、引き続き宜しくお願いいたします。
K様の1回目の分析
お世話になります。
|自分が一度、間借りした家は、
|交通の便がとても不便だと思っていた。
置き換えてみました。
自分が【かつて】【心の拠り所としていた考え方】は、
【世界の動きからは】【隔絶されていたと】思っていた。
ひとまず、こんな感じになりました。
2回目のステップ説明
お返事をありがとうございます!
宜しくお願いいたします。
4番目まで行って頂いたようで、ありがとうございます!
おつかれさまです。
それでは次のステップへ進みますね。
----------------
5.
文章の再構築が完了しましたら、
「変換した箇所を更に深く考察」します。
再び連想ゲームのように、要素を書き出し、文章を再変換します。
これを考える時、今のお悩みや、
過去の出来事なども一緒に、
考察材料にするとよいと思われます。
----------------
|自分が【かつて】【心の拠り所としていた考え方】は、
|【世界の動きからは】【隔絶されていたと】思っていた。
----------------
◆考察の方向性の例◆
【かつて】
→なんとなく、いつ頃の事だろうか?
思い付かなければ、
このまま「かつて」という状態で大丈夫です。
この夢の部分の主軸となりそうなので、
下記の部分を考える時も
「かつて」というのを中心にしていくと良さそうです。
【心の拠り所としていた考え方】
→心の拠り所にしていた、思い当たる事はないか、
【世界の動きからは】
→世界の動きとは、どんなものなのか。
ご自身の思う景色で大丈夫です。
【隔絶されていたと】
→なぜ隔離されていた、と感じたのか。
原因や、思い当たる行動、思い出
---------------------------
◆このステップは柔軟に
ゆるくやりましょう
---------------------------
ここが夢分析で
一番大変な所かもしれませんが、
ゆっくり取り組んでみてくださいね。
また、このステップの特徴として、
文章の再構築はできる場合は
した方がいいのですが、
非常にさまざまな要素が絡みやすく、
一つの単語に定まりづらい場合がかなりあります。
その場合は、
無理に文章を変換を一つに固定せず、
「しっくり来そうな要素を書き出したまま」
で考察しても大丈夫です。
考察していく過程で定まってくる
可能性もあるので、焦らなくても大丈夫です。
(もっと言うと分からないままでも全然大丈夫です)
例)
-----------------------
【かつて】
→中学生の時、昔の職場??
【隔絶されていたと】
→あの時こうだった、あの時の事かも、
この時こんな気持ちだった、あの人が絡んでるのかも
上記のような感じで、文章の横など、
近くに書き置いて進んでいく形でも大丈夫です。
イメージが定まらない場合に、こうやっていっぱい書き出しておきます。
-----------------------
分かりにくいステップですので、
不安になりましたら、お気軽にご質問くださいませ!
引き続き、よろしくお願いいたします。
【追加の補足】
このステップ辺りから内容の
個人的要素が非常に強くなっていきますので、
あまりにも言いづらい内容となってきた場合は、
無理をして内容をこちらに伝える必要はございません。
完了ステップ毎に、内容をぼかしたり、
「なんとなくできたので、次のステップ教えてください!」
って感じでも大丈夫ですので、
気楽にお取組み頂けたらと思います。
K様の2回目の分析
ありがとうございます。
ゆるゆると取りかかっております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
|自分が【かつて】【心の拠り所としていた考え方】は、
|【世界の動きからは】【隔絶されていたと】思っていた。
【かつて】
ひとまず「かつて」と解釈します。
なぜならば、この夢そのものが、
未来志向であるものと考えるからです。
そのため必ずしも、
わたくしの特定の過去時点を
示さないものと捉えます。
ですが、もし時期を絞るのであれば、
自分が社会に出ようとしていた、
20代半ばの頃だと考えます。
◆なんとなく昔の自分という事
20代くらいかな?と思う事はある。
【心の拠り所としていた考え方】
弱き者、声なき声の人たちに寄り添う、
という考え方です。
なぜならば、自分もまた弱き者だったからです。
自分の弱さについて特筆すると、
自己肯定感の
「高い自分」と「低い自分」とが共存し、
大学時代は社会生活もままならなくなりました
(学生という立場が隠れ蓑になり、
数年間、ひきこもりの生活をしていました)
◆自分も弱い立場だと感じていた。
その弱い立場の人たちの思考に安心していた。
【世界の動き】
ひとつには、社会という生物の活動。
ひとつには、社会的に肯定される概念
(プラス思考や合理的思考など)
言語化しえない弱さを持っている人たちが、
乗り遅れがちになる社会のイメージです。
◆プラス思考が絶対みたいな社会に溶け込めない
【隔絶されていたと】
ひとつには、
自分が自分の弱さを言語化できなかったため
もうひとつには、
自分の弱さを言語化し、
その弱さと静かに向き合っている人が、
当時、自分の周りにいなかったため。
以下はわたくし独特の感性かもしれませんが、
自分でもあまり表現したくないような暗さや弱さは、
一度、非言語として向かい合い、
そこから丁寧に言語化していかないと、
元のかたちから遠ざかってしまう不可逆性が
あると感じています。
社会は
人の資本と労働力を持ち寄って動いていますが、
そこに、弱さを含めた人の心は
どれだけ一緒に持ち寄られているのかなぁ、
という点に、当時強い疑念を持っていたと思います。
◆弱い状態を言葉にすることができず、分からなかった。
他の人と分かち合えなかった。
弱い人のことって社会は考えてくれる広さはあったのかなぁと疑問。
-----------------------------
もっと単純にいえるかな?
「かつて間借りした家」は「ありのままの自分」、
「交通の便がとても悪い」は「社会との接し方がわからない」
みたいな
-----------------------------
3回目のステップ説明
お返事をありがとうございます!
ステップ5は大変ですが、
とてもよくできておられると思います。
おつかれさまです。
短い夢の部分でも、たくさん情報が詰まっている、
というのが、分かりやすかったかと思います。
ここまでの工程を、他の夢にも当てはめて考察していき、
夢の場面の前後と絡めながら考えていく、というのが、
夢分析の基本の流れです。
◆ポイント1◆
-----------------
夢の文章の「名詞」部分は
自分にとってのイメージ等、どんな事が思い浮かぶのか。
自分で意味を考える事が、夢分析で大切な部分です。
◆ポイント2◆
-----------------
「行動」と「感情」にも着目です。
今回の場合、
「間借りした家」という部分でも
「間借りした」という行動になりますので、
K様のお考えを元にすると・・・
-------------
【間借りした】(行動)
「家」(名詞)
「弱き者、声なき声の人たち」に
【寄り添う】という行動をしたという事になります。
-------------
【名詞】に対し【行動】した。
【名詞】を見て【感情】が浮かんだ、と考えると、
シンプルに考えやすいかもしれません。
---------
ひとまず最初の部分は、ここまでで大丈夫です。
夢の最初の部分は、
内容のおおまかな方向性を
推測できることが多い為、
気にして頂けたらなと思います。
(もちろん完璧でなくても大丈夫です)
次の夢の場面に移行しますが、
今回の夢はしっかりと記録された長い夢ですので、
一度、全体を「章」のように区切りを入れて、
分けて頂きたいと思っております。
今後の取り組みがスムーズになります。
それを行ってから、
ステップ3~5の作業を、
区切った夢の場面毎にざっくりと行っていきます。
(大変な場合は、今回のように短い夢ごとに行っても大丈夫です)
----------------------
◆夢の文章を「章」のように分ける
↓
◆章ごとに考察を開始する。
↓
【ステップ3】
文章の中で「物や地名、人物」に当たる
【名詞】と言える部分の置き換え作業
↓
【ステップ4】
書き出した意味で
一番しっくり来るものを、
文章に入れ込んで再構築
(できる範囲でOK)
【ステップ5】
文章の再構築が完了したら
「変換した箇所を更に深く考察」
----------------------
◆長い夢の場合の柔軟な対応
-----------------------------
今回はしっかりと記録された
長い夢ですので、最初から順場に、
すべてを丁寧に完璧に、と思わなくても大丈夫です。
大変だなぁと感じたら、
「一番気になる部分」から考察を始め、
そこを中心に他の部分を考えて行くといいかもしれないです。
もちろん、今回取り組んだ
部分から順番に、丁寧に
ひとつずつ考えて行く方向でも大丈夫です。
お好きな方法で取り組んで頂けたらと思います。
K様の章分け1
お世話になります。
まず、メモの意味を含めまして、
章立てを入れた原文を記載いたします。
その後、分析をしていきます。
--------------------------------------------
①起
自分が一度、間借りした家は、
交通の便がとても不便だと思っていた。
駅や基幹道路に出るバスが
ないものだと思っていた。
どうやら、あったらしい。
駅から出ているようなバス路線が
まさかあるとは思わなかった。
--------------------------------------------
②承
かつて自分が借り住まいしていた家は
半島の入り口にあったのだが、
この半島を網羅するバス路線が
あったようなのだ。
1日に走る頻度はさておき、
そういう路線があるなら、
自分の生活の足にも使えたろう。
特段、それに気がつかないまま、
今は別途に新たに居を構え、生活に不便はない。
とはいえ、かつて自分が済んだ地域に、
いかなる交通の便があったのかに、
改めて興味がわいた。
--------------------------------------------
③転1
かつて自分が住まった家の近所に、
確かにバス停があった。
そこからバスに乗り込んでみた。
バスが走る半島は、円形をしていた。
バス路線は、
蚊取り線香のように
渦を巻いて走る。
停留所ごとにシスター(修道女)を
ピックアップし、半島の中心を目指します。
(シスターの家が停留所付近に集中していたようです)
中心には教会があった。
バスから降りたシスターが集い、
ミサを行った。
--------------------------------------------
④転2
ミサを終えた人たちは、
終えた途端にヒャッハーと調子づき、
海賊が船に乗るように、
バスに乗って冒険を始めます
(これは男性ばかりです)。
バスの運転手も、
乗った人たちも
冒険者になって
蚊取り線香を逆巻きに進む。
たいへん面白い事に、
バスの運転手も乗客も、
そのバスのスタッフになる。
バスに備えつけの端末で、
自分たちや他のバスの乗員の能力は
早い者勝ちでいじりたい放題。
ただの男たちが、
まず様々な能力者になり、
次に能力を他人に
シャッフルされたりいじられたりで
バスが基幹道路に入るころには
すっかりカオスな状態に。
--------------------------------------------
⑤結
誰かが全体的なリセットをかけて、
みんな無能力の冒険者になって、
基幹道路に入っていく、
というところで目が覚めました。
--------------------------------------------
K様の章分け2
①起
社会に出ようとしていた頃、自分の生い立ちや考え方が
社会と接していくのには難しいものだと感じていた。
自分がまだ社会について理解が浅かった事もあり、
生活をしていくのに不便な生き方だという思いがあった。
どうやら、そんな自分にも生きる道があったらしい。
恐れずに人と関わっていけるような生き方が
まさかあるとは思わなかった。
ちょっとした驚きだった。
--------------------------------------------
②承
(社会に出るために、頑張る自分、
という家に引っ越していた)←追記
社会に出ようとしていた頃の自分は
社会そのものから少し飛び出した
自分の内的世界の入り口にあったのだが、
この内的世界を網羅する道は
社会とも繋がっていたようなのだ。
【1日に走る頻度はさておき、】←ここは未解釈です
自分の内部を探る事が
そのまま外にも通じている事に気づいていれば、
頑張る自分にならずとも社会に出ていけたろう。
特段、それに気がつかないまま、
今は別途に新たに自分を構え、生活に不便はない。
とはいえ、社会に出る前の
自分の内的な世界を
どうやって辿っていけるものかなのかと
改めて興味がわいた。
--------------------------------------------
③転1
かつて社会に出ようとしていた頃の自分の前に、
確かにバス停があった。
そこから
自分の内的世界を巡る事を肯定する乗り物
に乗り込んでみた。
バスが走る半島は、円形をしていた。
バス路線は、
蚊取り線香のように
(右回りの)渦を巻いて走る。
停留所ごとに敬虔な女性性を
ピックアップし、半島の中心を目指す。
自分の内的世界には、
敬虔な女性性が多く住まわっていたようだ。
中心には敬虔な女性性が集まる場所があった。
バスから降りたシスターたちが集い、
儀式を行った。
--------------------------------------------
④転2
儀式を終えた人たちは、
終えた途端にヒャッハーと調子づき、
海賊が船に乗るように、
何台にもバスに乗り分けて冒険に繰り出した。
(これは男性ばかりです)。
バスの運転手も、
乗った人たちも
自由で野放図な冒険者になって
蚊取り線香を逆巻き(左回り)に進む。
たいへん面白い事に、
バスの運転手も乗客も区別なく平等に、
そのバスのクルーになる。
バスに備えつけの端末で、
自分たちや他のバスの乗員の能力は
早い者勝ちでいじりたい放題。
区別もルールもなく、
面白ければ大笑い。
ただの男たちが、
まず様々な能力者になり、
次に能力を他人に
シャッフルされたりいじられたりで
バスが基幹道路に入るころには
すっかりカオスな状態に。
--------------------------------------------
⑤結
誰かが全体的なリセットをかけて、
みんな「特段の異能を持たない冒険者」になって、
社会へに入っていく。
というところで目が覚めました。
--------------------------------------------
「半島のバス路線が右巻きの渦だった」点は
明瞭に覚えています。
重要な象徴なのだろうなと思い、
自分でも簡単に検索いたしました。
また、バスという乗り物も
自分にとって重要な意味を持ちます。
わたくし、
車の運転にとても苦手意識があります。
「安心して流れに乗れる乗り物」
といった意味合いも含んでいるかなと感じました。
4回目 今後の流れの説明
お返事をくださり、ありがとうございます!
章分け、変換作業、まずは本当にお疲れ様です。
とても良い感じにできていると思います!
詳しい原文を送付してくださり、ありがとうございます。
「バス路線が右巻きの渦だった」点が
とても印象的だったのですね。
きっと大事な部分かと思われますので、
そこを中心に分析を進めると、
全体像が分かりやすくなるかもしれません。
どうしてもわからない、という部分は
夢占いの辞書も参考になる事があるので、
ネットや本などで積極的に調べるのは、とても良い事だと思います。
夢占いの意味は絶対的な意味ではありませんが、
参考にする感じなら非常に良い資料になりますので、
困ったらぜひ活用して頂きたいです。
ここから、どこから解釈を始めるかなどは自由なのですが、
また迷ったり、困った事がございましたら、
お気軽にご質問くださいませ。
応援しております!
解釈の参考程度に、
私のサイトのこのコンテンツも助けになればと思います
https://gekka-an.com/labo/yomitoki.html
K様 中間のご報告
サイト拝見させていただいております。
自由連想法を使用して、
すこし解釈の拡大を試みてみます!
鑑定、分析サポートをいただいた夢の後に、
象徴的な夢を見る機会が増えた気がしております。
分析サポートをしていただいている夢の
自由連想を膨らませておりますが、
その夢の後の自分の心の変化を織り込んで、
より膨らませていってみます。
引き続きよろしくお願いいたします。
5回目 ご報告に対する返信
また、状況を詳しくお教えいただきまして、ありがとうございます!
とても細かいところまで考察をされており、素晴らしいです。
家庭環境や宗教的な部分は、
それぞれの生活や経験に深く関わる部分ですが、
やはり人により状況がかなり違います。
こういった部分は、
語られない限りは他者にはわからない部分であり、
「自分だけが理解できるもの」ですので、
自分で夢分析をする際に一番、夢の力を実感できるものと思われます。
この強みをK様自身がしっかりと把握し、
実践されていますので、本当に素晴らしいと思います!
K様 夢分析の結果
①起
社会に出ようとしていた頃、
自分の生い立ちや考え方が
社会と接していくのには
難しいものだと感じていた。
【若かりし頃の自分には、
社会とは「得体のしれないもの」だった。
なぜならば当家が機能不全家族に陥っていて、
当家が社会と接する際のペルソナと
家庭内での修羅場との間に、
大きなギャップができていたからだ。
親世代を通して、社会を
推理する事ができなかったため、
自分から見て社会は得体が知れなかった。
そして、社会に出るのが怖かった。
自分が大人になって伴侶ができて、
自分が伴侶を泣かせたら、
母は、自分を殺して母も死ぬ、といった。
当時10歳だった自分は、
これを概ね理解できてしまった。
その一方で、
10歳の子どもがわかる事を
なぜ父と母とで分かり合えないのか。
今でいえば忸怩たる思いだった。
(生々しい具体的な出来事は省きます)】
自分がまだ社会について理解が浅かった事もあり、
生活をしていくのに不便な生き方だという思いがあった。
どうやら、そんな自分にも生きる道があったらしい。
恐れずに人と関わっていけるような生き方が
まさかあるとは思わなかった。
ちょっとした驚きだった。
【例えば、自分は車の運転がとても怖い。
鉄の塊を手足の操作で走らせる。
重いものを速いスピードで動かす事が
どうしょうもなく怖い。
(免許は持っていますが…)
運転自体は、
恐らくそこまで難しいわけではないのだろう。
だが、心に不安を持って運転して、
事故を起こしたりしないだろうかという恐怖がある。
しかし、車の運転に頼らなくても
様々な形や工夫で
支障のない生活を送っている人たちも
いるものである。
ここで話を飛躍させるならば、
複雑な生い立ちの人間も決して少なくはないし、
彼らの受け皿となる場も
まま用意されているものなのだ。】
②承
社会に出るために、頑張る自分、という家に引っ越していた。
【それは、当家が機能不全家族だった頃に、
世間向けて被っていたペルソナに近いかもしれない】
社会に出ようとしていた頃の【素の】自分は
社会そのものから【異端児的に】少し飛び出した
自分の内的世界の入り口にあったのだが、
この内的世界を網羅する道は
社会とも道が通じていたようなのだ。
1日に走る頻度はさておき、
自分の内部を探る事が
そのまま外にも通じている事に気づいていれば、
頑張る自分にならずとも社会に出ていけたろう。
【ペルソナに頼る前に、
自分の心のうちを静かに手探りする作業を
試みてもよかったかもしれない】
特段、それに気がつかないまま、
今は別途に新たに便のいい自分を構え、
【ペルソナ】生活に不便はない。
とはいえ、社会に出る前の【素の】自分の内的な世界を
どうやって【奥深く】辿っていけるものかなのかと
改めて興味がわいた。
③転1
かつて社会に出ようとしていた頃の【素の】自分の前に、
確かにバス停があった。
【つまりこれまではバス停に気がついていなかった。
バス停があるなら、需要のある路線という事だ】
そこからバス
【自分の内的世界を巡る事を肯定する乗り物】に
乗り込んでみた。
バスが走る半島は、 円形をしていた。
【マンダラでこそないが、左右対称・点対象である】
バス路線は、 蚊取り線香のように (右回りの)渦を巻いて走る。
【右回りは、集中・統合の螺旋。高気圧と同じ】
停留所ごとに修道女(シスター)をピックアップし、
バスは半島の中心を目指していく。
自分の内的世界には、
修道女【敬虔な女性性】が多く住まわっていたようだ。
【①
自分はカトリック系の幼稚園に通っており、
保母さんの他にお年を召したシスターが
複数名いらっしゃった。
幼稚園の同窓会を催した事もあった。
シスターがたは、
自分が「妖怪スカートめくり小僧」だった時代の
象徴といえます。
②
当家は父方母方ともに女系の傾向があり、
親類には女性が多い。
そして、未婚のまま加齢していっている人も
少なからずいる。
特筆なのは自分の姉で、
早い時点から性同一障害を口にして、
その後、家出をしてしまった。
当家の中では、姉よりも自分の方が
女性的な気が利くと評され、
母との結びつきが強かった。
自分の男性性を確立できずに悩み、
切り落とそうかと煩悶した10代~20代を過ごした】
停留所ごとにシスターたちをピックアップし、
半島の中心を目指す。
自分の内的世界には、
敬虔な女性性が多く住まわっていたようだ。
中心には敬虔な女性性が集まる教会があった。
バスから降りたシスターたちが集い、
儀式を行った。
【儀式は、シスターがみな燭台を持つ、
程度の簡易なものだった気がします】
【教会に対する自分の思い出としては、
通ったカトリック幼稚園にも教会があり、
自分にも親しみのある空間です。
また、わりと最近の話ですが、
四谷のイグナチオ教会での
クリスマスミサの際、
ローマから派遣された司教さまが
日本語で説法をされ、
「わたしは犬が大好きですが
犬になりたいとは思いません。
しかし主は人間が大好きすぎて
イエス・キリストとして生まれたのです」
という話には、日本語の流暢さとともに感銘を覚えました】
④転2
儀式を終えた人たちは、
終えた途端にヒャッハーと調子づき、
教会から外に出るとみんな荒くれ者の男性になった。
彼らは海賊が船に乗るように、
何台にもバスに乗り分けて冒険に繰り出した。
【バスが教会に着いた時は印象にありませんでしたが、
この場面転換以降、バスは何台もあった事になります】
【ここでいう海賊は、
ONEPIECE(漫画作品)のイメージに近かったです。
自分が乗ったバスのクルーは
麦わら一味のような性格でした】
バスの運転手も、 乗った人たちも
自由で野放図な冒険者になって
蚊取り線香を逆巻き(左回り)に進む。
【左回りは解放の螺旋。台風や低気圧と同じ】
たいへん面白い事に、
バスの運転手も乗客も区別なく平等に、
そのバスのクルーになる。
バスに備えつけの端末で、
自分たちや他のバスの乗員の能力は
早い者勝ちでいじりたい放題。
区別もルールもなく、 面白ければ大笑い。
互いに争う事もなかった
ただの男たちが、まず様々な能力者になり、
次に能力を他人に シャッフルされたりいじられたりで
バスが基幹道路に入るころにはすっかりカオスな状態に。
【個人の特徴や能力をすごく大げさにしてみたり、
他の人の能力と掛け合わせてみたりとやりたい放題。
色々試して新たに生じる事を楽しんでいるようだ】
⑤結
誰かが全体的なリセットをかけて、
みんなが「特段の異能を持たない冒険者」になって、
社会へに入っていく。
【この「誰か」はきっと、
この夢の司会進行役なのだろうと思います。】
概ねでこの夢を俯瞰しますと、
「自分の女性性に偏った内的世界を
過去に向けて遡っていって、
中心で男女転換して男性性を復旧し、
再び社会に赴いていく」
というストーリーなのかなと、
今のところ感じております。
K様 追加の考察
「隣宅の火事の夢」
「螺旋のバス路線の夢」
ふたつを通じまして、
気になった点がございます。
ーーーーーーーーーーーー
「今の問題は冷静に把握している」とも受け取れます。
その子供の頃に大事にしていた事、
今まで生きて育ててきた、
自分のこころを大事にしようとしているかもしれません。
子供の感情が高まっていると受け取っても、
子供の自分のこころを守って!
というメッセージにも感じます。
ーーーーーーーーーーーー
これは夕飛さまからいただいたコメントですが、
わたくしのこのふたつの夢だけを
見てみても、
「自分の感情の動き」が
あまり目に見えて感じ取れない
印象があります。
ユングのタイプ論に沿った
自分の見立てになりますが、
自分は「内向・思考・直観型」です。
なので、感情という論理のの発達は
自分の中では比較的に遅滞しています。
また、自分の生い立ちの影響もあり、
ネガティヴな感情(怒哀)については
抑圧が起きている懸念を感じます。
隣宅の火事の夢では
パイプ端に火がついて
慌てていたシーンもありましたけれども、
自分が見る夢に
自分の感情があまり乗っていない点を、
どう理解すればいいものなのでしょうか?
理性的に観測して
対応・順応していると観ていいか
感情・情緒が
抑圧されていると観ていいか
自分でも悩みどころなんですよ。
冷静さが長所なんですが、
感情に訴えられると弱いという。
追加の考察に対する返信
夢から「自分の感情の動きが感じ取れない」
という事がお悩みなのですね。
ユングのタイプ論まで参考にされており、すごいです・・・!
私はよく「感情」をプッシュして分析をしがちなので、
気になってしまっても仕方ありませんでしたね💦
教えて下さり、ありがとうございます。
とりあえず私の夢鑑定の結果は
「客観的な印象」という位置づけで、
参考の一部にして頂けたらと思います。
「自分の感情の動きが感じ取れない」
これがきっと、それがK様の今の夢の特徴であり、
感じ取れない部分に関しては、
焦ったりしなくても問題ないかと思われます。
自分のそういった「夢の特徴」に気付いたというだけでも、
今後の夢の内容を考える時に、きっと役に立つと思われます。
もし「感情の動きを強く感じる夢」を見た場合、
いつもと違うのがすぐにわかる、
というような事が起こるかもしれないのです
。
この「いつもと違う」というのは、
何かしら行動や心理等に変化が起こったという事ですので、
そういった些細な夢の変化にすぐに気付け、
そこから今までの夢の統計などから、
変化の部分を導き出せたりする事もあります。
複数の夢を経て、行動や心理変化の経過を見ていく、
というのは私もよくやりますし、
夢分析のカウンセリングではよく行われている事です。
2つの夢だけでは
「自分の感情の動き」が目に見えて感じ取れない、
と語られましたが「2つだけ」では、確かに判断に悩んでしまうかもしれませんね。
ネガティブ感情は抑圧してるかも・・・
という懸念を感じたのも
きっと大事な事と思われますが、
判断を早めなくても大丈夫です。
ひとまず、そう思った事は記録しておきましょう。
(後々気付きのきっかけになるかもしれません)
K様の分析の経過を見させて頂いておりますが、
感情的にならずに、冷静さが前面に出ておりますので、
それも一つの個性として大丈夫かと思われます。
そのまま夢のヒントを見つけ、
現実に反映させようとしたり、
気持ちの整理や切り替わりが起こったなら、
自然と現実での感情的な部分も落ち着く可能性があります。
いろいろ語ってしまいましたが、
あんまり詰めすぎずに、
夢の世界を楽しむ気持ちを大事にしてくださいね。
分からなければ、次の夢を待つ!というのもけっこう効果的でして、
今回実践したような事をのんびりと他の夢にも行うのも、
今回取り組んでいる夢の理解にしっかり繋がると思いますので、良いと思います。
K様からのお礼のごあいさつ
お陰さまで、最終日を
迎える事ができました。
たいへんよいタイミングで、
鑑定とサポートを
していただけたと思います。
ちょうど、
とても象徴的な夢を
観た場面でした。
(僕も決して、毎朝詳細に夢を記述はできていません)
鑑定とサポートとをいただきつつ、
現実世界での行動に
従来とは違った切り口で
半歩ずつ進めた感があります。
たいへん、
たいへん
ありがとうございました。
夢って本当にいいものですね
(↑水野晴郎のように)
またいずれ
面白い夢を観ました際には
ご鑑定やサポートを
お願いするかもしれません。
その際には、
どうぞよろしく
お願いいたします。
ありがとうございました。
最後のごあいさつ・御礼
こちらこそご依頼をしていただきまして、本当にありがとうございました。
私としても、今回の経験は大変有意義で、勉強になりました。
K様が、夢との新しい付き合い方を体験できたようで、とても嬉しく思います。
夢分析は手間がかかるものですが、
一度取り組むと夢の見方が変わるもので、
夢の意味が気になる方には
ぜひ一度ご体験いただきたいと思い、活動を開始させて頂きました。
これからも、サイトの夢のコンテンツを充実させていけるように、がんばろうと思います。
機会がありましたら、
またぜひサイトに遊びに来てくださいませ!
最新更新:2022.9.15/鑑定者:夕飛